地方ライタートツカマコです。

元よそ者京都人フリーライターのトツカマコです。常に全力でお仕事募集中!

元・中の人が佐川急便の荷物叩きつけ動画を見て思うこと。


今、ネット上だけでなくお昼のワイドショーなどでも問題視されている『佐川急便・荷物叩きつけ事件』。

 

www3.nhk.or.jp

 

トツカ家、ネットショッピング多用のせいか2日に1度の頻度で荷物が届くのです。

宅配利用率は地域ではトップクラスかもしれません。

そのため業者問わず宅配のオニーチャン・オネーチャン・オッチャン・オバチャンとは基本顔見知りのお友達状態です(笑)。

 

そんなトツカ、実は少々ご縁があり一時期宅配業をしておりました。

しかも青と白の縞々急便を!

…といっても身内びいきするほどの思い入れはありません。

しかし仕事として取り組む中で、初めて配達する側の感情を知ることができました。

現役さんでは言いにくいそんな感情を、この機会にお伝えしたいと思います。

f:id:serisier:20161227165516p:plain

元・中の人が佐川急便の荷物叩きつけ動画を見て思うこと。

  1. びっくりするくらい低賃金ですよ!
  2. 不在票を受け取って無視をするとその後2日間自動で再配達になるんですよ!
  3. 宅配業者も自分と同じ普通の人間です

 

びっくりするくらい低賃金ですよ!

まず宅配業全てに共通することだと思いますが、昔と違って今の宅配業は社員でも薄給ですし、下請けになるとびっくりするくらい低賃金。

ちなみに社員と下請けは制服を着ている部分は同じですが、よく見れば一般の方が見ても違いがわかります。

 

【社員と下請けの特徴】

社員→トラックを運転してるよ!

下請け→今にも壊れそうな白の軽商用車を運転してるよ!

 

横乗りさんだったり、たまーに社員さんが乗ることもありますが基本はこれ。

 

で、自分が見た感じ個人宅へは下請けの方が多いように思います。

(社員は契約取りも兼ねて企業へ配達することが多いので)

で、そんな下請けの給与形態ですが『1件○円』なのです。

業者や下請け会社・地域などで変わってきますが、自分の知る範囲ではだいたい高くても80円ほど。

それも不在だと0円で、配達完了してやっと80円になります。

大切なことなのでもう一度…

 

不在だと0円なんやでーーーーーーー!!!

 

配達に行くも不在→0円

次の日にもう一度配達に行くも不在→0円

更に次の日にもう一度配達に行くも不在→0円

再配達の連絡が来て再び配達に行くも不在→0円

再配達の連絡が来て再び配達に行きようやく配達完了→80円

 

こんなことが普通に起こっているわけです。

 

不在票を受け取って無視をするとその後2日間自動で再配達になるんですよ!

自分は特殊な契約でもう少し単価が高かったですがそれでもこれだけ行って80円そこら(中にはもっと安い金額)の方がたくさんいるわけです。

なぜ連絡していないのに再配達を?と思われるかもしれませんが、宅急便も佐川急便も初回配達で不在だった場合、その後2日(ないし3日)は連絡がなくとも再び配達に行くよう決まっているのです。

つまり初回に不在票が入ってから何もアクションしなければ、不在であろうと宅配業者は荷物を配達しなければなりません。

(日本郵便に関しては初回配達で不在であれば自動再配達はせず完全お客様からの連絡待ちなので省エネですよね)

 

つまり…

・基本は受け取り可能な日時を指定すること。

・通販サイトの関係で指定が難しい場合、不在票を受け取ってすぐに『受け取り可能な日時の連絡』をすること。

この2点を心がけるだけで宅配ドライバーの負担が大きく軽減されるのです。

更に不在票節約にもなってエコ!!

 

因みにどうしても先の予定がわからない場合『営業所止め』にしてもらい後日管轄の営業所に受け取りに行ったり、保管期間内であれば後日営業所止めから再配達に切り替えてもらうことも可能なので、是非活用してもらいたいです。

 

自分は宅配の仕事をするまで何も考えず『不在票放置』をしていたことがあるので、この再配達システムを知ってから猛烈に申し訳ない気持ちになり改めました。

 

宅配業者も自分たちと同じ普通の人間です

宅配業のシステムについてつらつら語りましたが、今回の荷物叩きつけ配達員の行為が仕方ないと思えるわけではありません。

どれだけイライラしても荷物を雑に扱っていい理由にはなりません。

だって、もし自分の趣味であるドールが放り投げられて叩きつけられて踏みつぶされたら容赦なく責任取らせますし、知り合いドライバーだったとしても「イライラしていたし仕方ないよね」なんて言えませんで!

 

ただね、今まで自分の知っているドライバーさん方は皆さんいつも責任持って荷物を届けていました。

少しでも箱の破損があれば申告の上謝罪と補償の話をしていましたし、酷い労働環境でも基本的にきっちり仕事をしておられます。

同時にそうでない方ももちろん存在しており、どちらも佐川急便に限ったことではありません。

 

だから、企業にはもちろん再発防止に取り組んでもらい、同時にお客側がドライバーに対して「仕事なんだから文句言わずにやれ!」ではなくお店の店員さんなどへの「ありがとう」と同じ気持ちを持つことで、様々な『無駄』が省かれ双方に良い効果がもたらされると感じています。

(今回の場合は心の病気を疑いたくなるレベルなのでまずは早急に病院に行ってほしいと思います)

 

不在票を投函しているのはロボットではなく心を持つ人間です。

荷物を運ぶドライバーは超人ではなく普通の人間です。

(たまに一般人よりも軟弱な人もいます…笑)

 

そのことをこの機会に知ってもらいたいと、元・中の人は思います。

 

仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン

仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン