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地方ライタートツカマコです。

元よそ者京都人フリーライターのトツカマコです。常に全力でお仕事募集中!

発達障害児ときょうだい児から教わった『当たり前』の幸せ。


先日より謎の高熱からの腰痛でダウンしているトツカでございます。

ダウン直前に下書き状態で止まっていた記事。

ふとした時に湧き上がる感情。

ちょっと時差がありますが今更ながら公開いたします。

 

発達障害児ときょうだい児から教わった『当たり前』の幸せ

 

わが家の初めての子、長男は発達障害児でした。

乳幼児期は目を合わせるのが難しく、呼んでも振り返ってはくれませんでした。

愛しているけれど、自分の想像していた子育てと違いすぎて楽しさよりも必死さで溢れていました。

初めての子育ては、命をかけた戦でした。

 

2歳差で生まれた長女は、おそらく手のかからない子だったと思います。

「だったと思う」というのは、当時自分も長男が一番大変な時期で落ち着いて記憶がごっそり吹っ飛んでいるのですよね。

(自分が長男担当、夫が長女担当みたいになっていました)

記録としての記憶はあるのです。

でも、気持ちとしての記憶が曖昧なのです。

今でも彼女はわが家一のしっかり者。

そうしてしまったのは自分。

今では親子というよりも友だちのような関係になっているのです。

 

そして長女から8年あいて生まれてきたわが家の次女ヒムコ。

父も母も子育てに慣れ、大きな上の子たちにとっても待望の赤ちゃん。

人懐っこくて、甘えたで、よく笑って、成長も早くて・・・

 

先日生後8ヶ月を迎えたヒムコ。

名前を呼んだらね、笑顔で振り返るんですよ。

にっこ〜って。

そしてハイハイをしてこっちにやって来るんですよ。

あー書きながら泣きそう。

 

純粋に可愛くて可愛くてたまらないんです!

 

あぁ、これが一般的な子育てなんだね

 

 

これ、障害のあるお子さんと定型発達のお子さんの両方を育てているママたちから大変共感をいただいたのです。

みなさんね、同じでした。

世間の当たり前が当たり前でない経験をしていると、まるで初めての子育てのように感じることがあるのです。

 

「え、一般的な子育てってこんな気持ちになるのね!」

 

という激しい驚き。

同時に

 

「この子しか知らなかったら発達障害の子を理解することはできなかっただろうな」

 

とも思うのです。

 

近年発達障害は珍しいものではなくなり、メディアで耳にすることも増えました。

栗原類さんなど著名人のカミングアウトのおかげでもあると思います。

そのため昔よりは発達障害に理解を示してくださる方が増えたのでは?と思っていましたが、そんな簡単ではないのですよね。

未だ「親のせい」「育て方のせい」と思っている方も多くいらっしゃいます。

そして直接そのような言葉をぶつけてくる方も・・・ね。

 

 

「子どもは勝手に育つ」わけではない

 

一般的な子育てしか知らないで生きていけ死ねることは幸せなことだと思います。

『普通』の枠内にいればどんな育児書も読み放題ですもんねー。

でもねその分、わが子が名前を呼んで笑顔で振り向いてくれることがどれだけ凄いことか、どれだけ幸せなことか、そうした気持ちを知ることは難しいと思うのです。

同時に障害を持った子やその子をを育てる親御さんの心情も理解することはないでしょう。

 

実際によく言われる言葉があります。

 

「子どもは勝手に育つんだから気にしすぎず放っておけばいいのよ」

 

おそらく、悪気なく口にしたことのある方は多いのではないでしょうか?

悪気がないことはわかるのですが、世の中勝手に育つ子どもってどれだけいるのかしら?なんて思うのですよね。

 

わが子を始め障害を持っている子は勝手に育つことはありません。

放っておけばきっと死んでいます。

障害の有無を問わず、繊細な性格の子も周りの大人のサポートが必要です。

 

そういう人間が同じ世界にいるということを知らない方は意外に多いのです。

 

まぁイージーチャイルドであっても放っておいたら放っておいたなりに育つので、放っておいてきちんと育つ子なんて実際稀にしかいないんですけどね!

 

視野が広がり様々なものを受け入れられるようになった

 

障害のある長男を育てることで何が変わったって、様々なものを受け入れられるようになったことです。

理解できないものに対しても排除をするのではなくとりあえず受け入れる。

 

「こういう人がいてもいい」

 

そう思えるようになったのです。

その結果関わっていくかは別問題ですが、関わらなくてもまず存在は認める。

人との関わりにその一点が確実に加わりました。

 

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長男が生まれて10年。

まだまだ毎日試行錯誤でいつまでも新米お母さんのようですが、これからも我が家の最高の子どもたちから大切なことを教わりたいと思います。

 

大変だけれど、毎日感謝。