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地方ライタートツカマコです。

元よそ者京都人フリーライターのトツカマコです。常に全力でお仕事募集中!

相手に更に気を遣わせる「気遣い」ではなく相手に悟られない「気配り」をしていきたい。


こんにちは、最近「気遣い」と「気配り」の違いについて真面目に考えるトツカマコです。

 

以前HSP(敏感すぎる性質)について記事を書いたのですが、そのことにも少し関係する話を一つ。

 

www.makowork.com

 

敏感なくせに「鈍感」「空気が読めない」と言われる人

 

自分で言うのは変な話ですが、HSPの私は他人の感情を読む力に長けています。

感情といっても目に見えてわかる「嬉しい!」「幸せ!」ではなく、心の奥に秘めている「気まずさ」なのです。

 

例えば友人が失恋したとします。

失恋だけではありませんが、辛いことがあった場合「周りに吐き出してスッキリするタイプ」と「多く語らず静かにゆっくり傷を癒すタイプ」がいますよね。

ちなみにその友人は後者です。

 

さて、皆さんだったらそんな友人にどんな風に接しますか?

 

私は何もしませんしその件に触れもしません。

「○○ちゃんのこと、すごく心配なの!」なんて間違っても言いません。

 

しかし世の「コミュ強」と言われる方たちは違うのですよね。

 

「○○ちゃん、大丈夫?」

「愚痴聞くからさぁ、吐き出して!」

「○○くん酷いよね〜」

 

などとゴリゴリ傷を抉っちゃうわけです。

そんな方たちから見たら優しい言葉をかけるどころか話題にもしない私は「血も涙もない人でなし」に見えるのでしょう。

 

「マコって冷たいやんな」

「人の気持ちがわかってへん」

「こんな時気を遣えないなんてKY(空気読めてない)やんな」

 

なんて言われてしまうのです。

 

いやいや、ものすごく考えていますよ!

考えた上で「触れない」という判断をしているのです。

 

敏感なくせに「鈍感」「空気が読めない」と言われる、こうした経験がある方は私の他にもいるのではないでしょうか?

 

あえて触れない優しさ

 

これは想像ですが、世の中の「鈍感」「空気読めない」と言われている人の多くは、実はわかっていて「気がついていないふり」をしているのではないかな?と思うのです。

自分のためだったり相手のためだったり。

自分のためであれば「ややこしい話に加わりたくない」という思い。

相手のためであれば「触れて欲しくない傷に触れて気まずい気持ちにさせたくない」という思い。

相手から話すまで気づいていないふりをする。

「鈍感」から、そうした優しさを感じるのです。

 

私には仲の良い友人にも言えないほどの辛いことが学生時代にありました。

人伝てに聞いて知っていてもおかしくないと思っていたのですが、その友人は何も言いませんし普段通りなのですよね。

で、ある時ふとしたタイミングで話すことにしたのです。

すると露骨に驚くわけでも「知っていた風」にするわけでもなく、ただ静かに聞いてくれていました。

 

話した後少し気になったので「誰かに聞いて知っていた?」と尋ねたのですよね。

友人はこう答えました。

 

「なんとなく聞いてはいたけれどマコの口から聞くまでは本当のことかもわからなかったし、マコが話すまでわざわざ聞く気はなかった」

 

友人は私が話すまではただの噂話として流していたそうです。

だから何も変わらないし変える必要もない、と。

この時に「あえて触れない優しさ」を知ったのです。

 

この友人はサッパリしていますがとても繊細で優しい性格なのです。

彼女なりに考えてくれていたことを思うと、嬉しくて仕方なかったのですよね。

目に見える優しさの押し売りではなく、こうした目に見えない静かな優しさがあってもいい、そんな風に思うようになりました。

 

相手に更に気を遣わせる「気遣い」ではなく相手に悟られない「気配り」をしていきたい

 

こうして考えると「気遣い」って何なのでしょうね?

よく「気を遣ってくれてありがとう」みたいなやりとりを聞くじゃないですか。

私にとっての「気遣い」って、そもそも見えちゃっている時点で色々アウトなのですよね。

 

「私はこんなにあなたのことを気遣っていますよ、喜んでちょうだい」

 

言葉にはしていなくてもそのように感じ取れてしまうのです。

気遣われていることに気づいてしまったら更に相手を気遣って「喜んだふり」をしなければいけない。

触れてほしくない傷に触れられても「感謝したふり」をしなければいけない。

 

最初に話した失恋をした友人は、過剰に心配されることで何重にも傷ついていたのではないか?と思ってしまうのです。

想像ですけどね。

 

だから私は相手に更に気を遣わせる「気遣い」ではなく、相手に悟られない「気配り」をしていきたいと思うのです。

見返りは必要ない。

ただこれ以上傷つかないでくれたらそれでいい。

 

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実際世の中で「気ぃつかい」と言われている方たちは、本当に相手のためを思っているのか?

周りが「気ぃつかい」と言って持ち上げているけれど、気を遣われている本人は喜んでいるのか?

そんなことを思ってしまいます。

 

物も気持ちも押し売りをしてはいけない。

自己満足になってはいけないと、日々自分に言い聞かせています。

 

ぱっと見「鈍感」で「空気読めない」と言われる人でも、実は言葉や態度に出す人以上に考えていることもあるんだぜ、というそんなお話でした。

ほな、また!

 

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